離婚公正証書の作成_Case 1

このブログでは、当事務所がこれまで作成した離婚公正証書の様々なケースをご紹介します。

今回ご案内するケースの特徴は、不動産があり、その不動産に妻が居住を継続するが、住宅ローンは夫が一定期間負担する、というものでした。
しかもご夫妻の意向としては、養育費の支払の代わりに夫が住宅ローンを支払っていくということでした。
まとめると以下の通りです。

  • 不動産には妻が居住
  • 夫が住宅ローンを負担
  • 養育費代わりに住宅ローンを支払う


所有関係や利用関係

このようなケースで気をつけるべき点としては、まず不動産の所有権の問題や利用関係の問題です。
「妻が居住する」と単に取り決めても、その居住の根拠は何なのかをしっかりと明記しなくてはなりません。でないと離婚後に起こりうる様々なトラブルの元に対応できず、心もとなくて長年居住することはできないでしょう。
このケースでは結局所有権自体を夫から妻へと移すことになりました。

住宅ローンを一方が負担する

次に住宅ローンを夫が支払うとする点に気をつけなくてはなりません。
住宅ローンを、①いつまで支払うのか、②どのように支払うのか、③支払わなかったときのペナルティなどを取り決めておけばよいでしょう。

養育費代わりに住宅ローンを支払う

最後に養育費代わりに住宅ローンを支払う点。
これに関しては公正証書への記載方法が難しく、このような取り決めを直接公正証書に記載するのを嫌う公証人もいます。
またこのような取り決めを直接記載することはそれ自体にリスクになることも考えられ、当事務所においても公証人と相談の上、少し工夫した記載となりました。
詳細は記載できないのですが、上手く調整して依頼者さまのご要望に答えることができたと考えています。